コンセプト
生活者の距離感の形成/多様な生活シーンの包含/懐が深く広がりある空間
アウトライン
住宅街にたつ、オーナー住宅と賃貸住宅による長屋。オーナー住宅と賃貸住宅をひとつらなりに繋ぎつつ、程よい距離をつくりたい。それぞれの住まいのボリュームの間に中庭をつくり、それぞれの主要室をボックス状に形成し繋ぎ合わせて、箱の連なりの中を横断しながら生活していく。さらにそれらの箱に、より小さな箱が連なり繋ぎあわされていく。出窓、ベンチ、カウンター、バルコニー、小さな部屋などの機能をもちつつ、光を室内に取り込む要素として活用される。様々な大きさと様々な機能の箱が連なる集合体によって各住戸は成り立ち、限られたスペースに多様な生活シーンと、懐が深く広がりある空間を生み出している。
IDEA
住宅ゾーニング
オーナー住宅と賃貸住宅を連ね、二つのゾーンに区分し中央に共有の外部空間としての通路上の中庭を設け、敷地の余白を活用するとともに距離感を保つ。
IDEA
住空間の形成
諸室をボックス状に形成し繋ぎ合わせて、箱の連なりの中を横断しながら生活する場を構成。