正面に残された余白を活かして各住戸がボリュームを柔軟に張り出し、削り、囲って生まれる派生的な外観。
それぞれの建築的な振る舞いを許容した外壁には、ボリュームごとに3色と5パタンの表情が与えられている。
コンセプト
街をつくるように建築をつくる
アウトライン
新宿区中落合に建つ2棟建て長屋。親族同士4世帯と賃貸3世帯が住む7戸の住宅は多種多様な要望と制約の元で作られる建築のあり方として、定型化したルールや強い図式を与えるデザイン手法に依らず、多様なものを多様なままに生成する手法を指向している。住戸それぞれの個性を受け入れて「街をつくるように建築をつくる」プロジェクト。

IDEA
余白を活かした住戸

IDEA
勾配の向きや高さがそれぞれ異なるルーフトップ
勾配の向きや高さがそれぞれ異なるルーフトップのボリュームから、光と風が届けられている伸びやかな内観。
